Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千四百二十一回


「彼らの目的は、消滅不可能な債務の創造による世界支配である」
(マリンズ著『民間が所有する中央銀行』三百六十二頁)

公開日時:2008年05月15日 22時47分
更新日時:2009年03月02日 23時08分

平成二十年(二〇〇八年)五月十五日(木)
(第二千四百二十一回)

◯「債務奴隷」と言うことば、そしてその現実。

◯西洋では、その歴史はきわめて古い。
 少なくとも、三、四千年は、遡るであろう。

◯金(又は、その他の資産、資財)を借りて、それを返すことが
 出来ないものは、その借金のカタとして、奴隷とされる。

◯米国FRB問題の歴史的源泉は、この「債務奴隷制」にあることを、
 理解しなければならない。

◯マリンズ著「民間が所有する中央銀行」面影橋出版、平成七年刊、
 品切れ)三百六十二頁から引用する。

  「彼らの目的は、消滅不可能な債務の創造による世界支配である」

  「一九三二年六月十日にマクファデン(米国下院銀行通貨委員会、
  委員長)は、下院議会で次のように演説した。

  「連邦準備銀行が、合衆国の政府機関であると思っている人がいる。
  これらは、政府機関では、ない。これらはみずからの利益と外国の
  顧客の利益のために、合衆国の国民を食い物にする私的信用独占企
  業体である。(米国)連邦準備銀行は外国の中央銀行の代理人である。
  
  『これら金融業者たちの目的は、消滅不可能な債務の創造による世
  界支配である』とヘンリー・フォードは語ってきた。
  真実は、連邦準備制度理事会と連邦準備銀行を操作する傲慢な信用
  独占によって連邦準備制度理事会が合衆国政府を強奪してしまった、
  ということである。」

◯「消滅不可能な債務の創造」と言う、ヘンリー・フォードのこのことばは、
 強烈な戦慄を人々に与えることが出来る。

◯しかし、モノを考えることをしない、考える力を奪はれた普通の人々は、

◯この恐るべきことばも、右から左へ通過して消えるだけであろう。

◯この場合の「債務」は単なる形のある物質的な債務だけではない。

◯目に見えない、精神的な「債務」と言うものも存在する。
 又は、そのようなものが、でっち上げられた。

◯イルミナティが準備しつつある、「世界国家」、そして「世界通貨」
 とは何者か?

◯その本質は、
 グローバルに、全世界に、全人類に対して、
 「消滅不可能な債務(物質的、精神的)を創造すること」、である。

◯このことを、理解しなければならない、と。

◯この問題についても、
 五月二十三日(金曜)夜の日本義塾五月公開講座で説明する。

 (了)

【案内】

【日本義塾 平成二十年五月公開講座案内】

◎日 時 平成二十年五月二十三日(金)
      午後六時半~九時(六時開場)

◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール
     (四階B会議室のトナリの部屋)

◎講 師 太田 龍

◎演 題 マリンズ著「FRBの秘密(民間が所有する中央銀行)」
     についての解説。
     FRBの歴史、今後の展望。

◎資料代 千円

◎予約申し込みは、eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ

◎参考文献

 (1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」
    面影橋出版、平成七年刊、初版 売り切れ。
   
 (2)ザルレンガ著「失われた貨幣の科学」(未邦訳)

 (3)E・C・クヌース著「シティーの帝国」
    オリジナル翻訳(コピー本、3000円)は、
    日本義塾出版部で取り扱い中。

 (4)ジョン・コールマン博士、太田龍監訳
    「凶事の予兆」(成甲書房、在庫なし)

 




Write a comment

  • Required fields are marked with *.

If you have trouble reading the code, click on the code itself to generate a new random code.
 

Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千四百二十一回