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ラミロ・レイナガ(ワンカール)の父親、ファウスト・レイナガの存在。
彼は、西洋の「左翼」も、インディオの敵であり、スペイン、西洋植民地占領者権力の一味であり、走狗であると警告した。

公開日時:2008年10月09日 00時13分
更新日時:2009年02月27日 23時45分

平成二十年(二〇〇八年)十月八日(水)
(第二千五百六十九回)

◯ラミロ・レイナガ(ワンカール)には、(ファウスト・レイナガ)と言ふ父親がいた。

◯そのことは、ラミロ(ワンカール)の「タワインティスーユ-ケスワイマラ人の
スペインに対する五百年の戦争」(邦訳、吉田秀穂訳『インカの抵抗五百年史』
(新泉社、一九九三年刊、絶版)の中に、ほんの少し書かれて居る。

◯二〇〇五年十二月刊の「タワインティスーユ」第二版に増補された「第四章」には、

◯ファウスト・レイナガについて、かなり詳しい記述がある。

◯ファウスト・レイナガは、約四十冊の著作をスペイン語版で出版した。

◯その主著は、約五百頁の大著「インディオ革命」(一九七〇年)である。

◯同じ頃、ファウスト・レイナガは、「インディオ独立党宣言」、と言う小著も
出している(スペイン語)。

◯ファウスト・レイナガは、
タワインティスーユのスペイン(西洋)に対する五百年に亘る戦争の歴史上、
初めて出現した、インディオの立場から西洋に対して、思想的宣戦布告をした、
重要な思想家である。

◯ボリビアのスペイン植民地占領権力者は、ファウスト・レイナガの思想と著述が、
コジャスーユの若いインディオに知られないように全力を尽した、とラミロは言う。

◯つまり、ファウスト・レイナガの思想は、スペイン占領者の権力によって、
闇の中に封印されたのである。

◯ファウスト・レイナガの死後(であろう)、
スペイン占領権力者は、ファウスト・レイナガの思想を封印し、それを彼ら占領者
権力の所有財産とする目的を以て、彼の三人の息子の意思に反して、「ファウスト・
レイナガ財団」なるものを設立したと、

◯「西洋はアメリカインディアンの敵である。従って、彼らは、ファウスト・レイナガ
の敵である」と。

◯これは我々にとって、些細な問題ではない。

◯ファウスト・レイナガは、資本主義も共産主義も西洋帝国主義の一味であり、

◯インディオの敵である。

◯と明確に断定して、インディオ同胞に警告した。

◯ラミロ・レイナガは、父親のファウスト・レイナガのこの警告を、継承している。

◯ 「今日、国際銀行界は(ボリビア)左翼諸党派、とりわけ(ボリビアの)トロッ
キスト諸党派に資金的財政的援助をしている。彼ら(ボリビアの左翼諸党派)は、
インディオ民族を分割支配するための、.........彼ら(国際銀行界)の最高の道具
なのである。」

と、ラミロは述べる(第四章)。

◯今の日本人には、ここのところは、まるでチンプンカンプンで全く意味が通じない
かも知れないか。

◯ラミロ(ワンカール)は、
欧米西洋の左翼が、ボリビア(アンデス)のインディオの戦いに介入していること、
そして、この欧米の「左翼の役割」は、西洋帝国主義者、西洋の植民地占領権力の
左翼的部隊でしかないこと、

そのことに警戒すべきことを強調する。 

◯日本ではどうか。

◯日本にも、この種の西洋植民地主義占領者の左翼的部隊は、或る程度存在する。

◯日本に於けるこの西洋帝国主義植民地主義占領者の左翼的走狗の主力部隊は、

◯日本共産党系のアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯運動であるだろう。

◯この問題については、さらに検証を進めて行く。

(了)
 
【註】

◎「タワンインティスーユの会(タワインティスーユ復興の戦いとそのための
ワンカール[ラミロ・レイナガ]の戦いを支援し連帯する会(仮称)」
第一回準備会のご案内。

◆日 時  平成二十年十月十二日(日曜)
午後二時~四時(開場、午後一時半)

◆会 場  文京シビックセンター三階C会議室

◆会場表記 「日本義塾」と表記。

◆予約が必要です。
予約申し込みは、日本義塾出版部へ、eメール(注文フォーム)、電話、
はがきでお申し込み下さい。

◆資料代  千円
 

 




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