Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千六百七十六回


日本の「右翼」「民族派」の「論客」、
藤井厳喜氏が日本の代表的右翼、民族派の月刊「國民新聞」で、
イスラエルのガザ地区侵攻と襲撃無條件擁護の論説を発表した、と言う驚くべき事件。

公開日時:2009年01月24日 00時26分
更新日時:2009年02月27日 23時14分

平成二十一年(二〇〇九年)一月二十三日(金)
(第二千六百七十六回)

〇「國民新聞」
日本の「右翼・民族派(民族主義者)」を代表する月刊「國民新聞」
平成二十一年一月二十五日号が、

〇驚くべき一つの記事を発表した。

〇イスラエルのガザ侵攻と襲撃を断固支持する!!
と、このひとは、断言した。

〇しかも、日本のマスコミは、十二月下旬から一月中旬にかけての
イスラエル軍のガザ侵略の間中、ガザ地区のパレスチナ住民に同情する記事で
あふれて居た、そのことを、このひとは猛烈に非難するのである。

〇このひとが、イスラエルを弁護する理由は何か、

〇それはこのひとが、イスラエルによるイスラム過激派=テロリスト絶滅戦略を
支持するからであると。

〇この論説の著者は、藤井厳喜。 

〇藤井厳喜と言うひとについては、私は十分に良くは知らない。

〇しかし、大ざっぱに言えば、以下のようなことになるであろう。

(1)この数年来藤井厳喜氏は、日本の「右翼」寄り、日本「保守」寄り、
日本の「民族派」寄りの流れの中で、その枠内への言論活動をして居た。

(2)しかし、このひとは、ずっと以前からの「右翼」ではない。

(3)このひとは、もともとは、国際評論家風のジャーナリストとして、
体制内マスコミを泳いで居た。

(4)しかも、いわゆる「(反)陰謀論者」の色がある、と体制マスコミから
見られて、

(5)そのあと、俗に言えば、干されたのである。

(6)このことがあって以来、このひとは、立場を変えた。
つまり、(反)陰謀論と見られるような姿勢は完全に放棄した。
そして、いはゆる日本の「保守=右翼陣営」の立場を取って、
なんとしても体制内マスコミで生活したい!!
と。

(7)こうして、このひとのシオニストイスラエル無條件支持!!
と言う現在の立場に至るのである。

〇こういう風に見て来ると、
まあ、一応は、前出の論説の意味とその位置付けの説明は、可能と成るであろう。

〇しかし、「身もフタもない」とは、このことではなかろうか。

〇米国にも
ナショナリスト、民族主義者、民族派、と呼ばれる人々は存在する。

〇このひとびとについては、私は熟知している。

〇その代表は、
ウィリス・カートと「アメリカン・フリープレス」紙、「バーンズレビュー」誌
であろう。

〇そして、アメリカでは、ウィリス・カートは、アメリカ体制派勢力によって、

〇「ネオ・ナチ=過激派反ユダヤ主義」「ファー・ライト」、即ち「極右翼」
と呼ばれ、

〇そして、シオニストイスラエルを強烈に弾劾して、パレスチナを支持する
米国での「民族派」「極右翼」とされる「アメリカン・フリープレス」紙、
ウィリス・カートと、

〇藤井厳喜氏のような
シオニストイスラエル無條件絶対擁護派=日本の右翼、民族派と、

〇これは、水と油、であるだろう。

〇一体これは何を意味するのであろうか。

(了)


【注】

◎最近、アメリカの学者(フロリダ大学教授)がウィリス・カートの比較的、
非党派的であり、公平な記述の伝記を出版した。(未邦訳)

Willis Carto and the American Far Right
by GEORGE MICHAEL
336頁、(March 23, 2008)

 




Write a comment

  • Required fields are marked with *.

If you have trouble reading the code, click on the code itself to generate a new random code.
 

Home » 太田龍の時事寸評 » 第二千六百七十六回