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平成二十一年(二〇〇九年)三月十三日(金)(第二千七百二十四回)
 
 〇二〇〇九年五月。
 R・D・ウィリング著「マネー、第十二番目の究極の宗教」の日本語版が、
 徳間書店から刊行される予定、と聞いている。
 
 〇「この本については筆者(時事寸評)は、
 二〇〇八年六月(バーンズレビュー)誌によってその存在を知り、
 
 〇以後、色々なかたちで、恐らく二十回から三十回に亘って、その内容を
 日本民族有志に紹介し、論評した。
 
 〇その後、徳間書店が、日本語版の版権を取得して、この五月、刊行の運び
 となったと言う。
 
 〇本書は全十三章。
 
 〇英文原著は、二百頁そこそこのもので、大著と言えるようなものではないが、
 
 〇しかし、これは、
 「世界史に残る名著」
 「世界史の来るべき古典」
 とさるべき著作であろう。
 
 〇「モロク神」
 
 〇これは一体いかなる神か、
 
 〇聖書世界の外にある普通の日本人は、
 
 〇「モロク神」など一生縁はないであろう。
 
 〇本書が日本の読書界に登場したあと、
 
 〇日本人はもはや、
 
 〇モロク神を無視することは出来ないであろう。
 
 〇「カルト273」
 
 〇これは本書に、もっとも多用される用語の一つである。
 
 〇それは、旧約聖書にちらっと出て来る。
 
 〇いわゆるエルサレム第二神殿が完成し、
 
 〇その周りに市場が繁栄すると、そこに貨幣=マネーが発明される。
 
 〇このマネーを取り扱う専門職として、「カルト273」が選抜され、
 
 〇そして、「カルト273」が、モロク神を信奉する。
 
 〇五月以降、
 本書が、日本民族有志の必読基本文献の一冊、となることは疑いない。
 
 (了)
 
 
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