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野間宏著「真空地帯」これはペテンである。
渡辺武の「天皇の軍隊」これこそ、国民文学として評価されるべきである。

公開日時:2009年04月22日 22時05分
更新日時:2009年04月22日 22時10分

平成二十一年(二〇〇九年)四月二十一日(月)
(第二千七百六十二回)

〇野間宏「真空地帯」。

〇この本は、敗戦後代表的著作として、きわめて有名である。
 敗戦後文学とは、

 日本の軍隊、海軍の兵隊、少年兵、筆舌を尽くしがたいリンチの実情を、
 初めて日本国民の前に曝露した。

〇と言う意味での初めての小説である。

〇しかし、今、この小さな短編集を良く読んでみると、

〇野間宏の「真空地帯」はペテンである。

〇野間宏は、大正十五年、昭和元年生まれで、

〇旧制第三高等学校卒業。

〇京都大学卒業。

〇明確な共産主義者。

〇こういう人物が陸軍の中に入って来たとき、

〇陸軍、いわゆる内務班は、一般民衆から入ってきた初年兵と同じようなリンチを
 加えるであろうか。とんでもない話だ。

〇陸軍上等兵が野間宏にリンチを加えた罪により、明らかなことは、

〇野間宏著「真空地帯」は嘘名であり、ペテンである。

〇新潮社版「野間宏集」の巻頭に野間宏のデカデカとした写真が掲載されている。
 日本知識人の代表のような。

〇絶対主義天皇制が陸軍内務班、海軍水兵団、古年兵によって、信じられないような
 リンチをくわえられた人々の体験記録は、

〇渡辺武著「天皇の軍隊」が始めてである。

〇野間宏「真空地帯」、野間宏の作家としての名声もゴミとして廃棄せよ。

〇渡辺武の本物の著作を、

〇国民文学として正しく評価せよ。

 (了) 

 




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